普段スーツで仕事をされている方、40代、50代にもなってくると大事なお客様との打ち合わせに参加したり、役員、役職の方なら社内でもプレゼンを行ったり、朝礼や会議で発言する場面も多いと思います。
そんな時、スーツが合っていなかったり、ヨレヨレだったり、チグハグな着こなしをしているとそれだけで周囲からの信用や印象は台無し。そんな方がいくらいい話をしても、いくらいいプレゼンをしてもその言葉には何の説得力もありません。
確かに会議や打ち合わせでは発言や提案が大事ですが、その場のTPOに服を合わせることでより相手は自分の言葉により耳を傾けてくれるものです。今回はそんなお客様との打ち合わせや商談時、会議で差がつく信頼のおける大人のビジネススタイルのご提案です。

大事なお客様との打ち合わせ
# 顧客に信頼される大人の一歩引いた上品スーツコーデ
社内での会議で自分に注目をさせる
# 視線を集め、言葉に熱を持たせる情熱スーツコーデ
朝礼や部下との打ち合わせで
# 優しくも仕事のできる雰囲気を醸し出す大人のリラックススーツコーデ

顧客に信頼される大人の一歩引いた上品スーツコーデ
大事なお客様との打ち合わせや商談、あいさつ回りでは何よりも大事なのは「一歩引いた控えめなコーデ」です。攻めた服装は必要ありません。柄物は避け、基本に忠実なスーツを着ることによって相手にマイナスな印象を与えず常識的なイメージを持ってもらうことが重要です。
そんなお客様との打ち合わせに私がお勧めするスーツはずばりネイビー。体型がスマートな方なら明るめの青に近いネイビーを、すこし大きめの方なら暗めのネイビーをお勧めします。他の色でもいいのですが、ダークトーンのスーツだと、似合っていればやや鼻につく印象になる可能性もありますし、似合ってなかったら野暮ったいだけです。
どちらにしてもダークトーン系は相手に好印象を持ってもらいにくい色です。逆に明るい色のスーツは悪い意味で軽い印象を与えてしまいます。どんな方も印象良く見せるなら爽やかなネイビー一択だと思います。合わせるネクタイはトーンを変えた同系色か、ネイビーの落ち着きをさらに高めるブラウン系のネクタイが良いでしょう。青や紺というのは「知性」「落ち着き」を相手に与える色です。落ち着いた印象をあなたから受けたお客様はきっとあなたの話に耳を傾けてくれることでしょう
ポイント
- 上品で知性的なネイビースーツがおすすめ
- ネクタイはトーンを変えた同系色がブラウン
視線を集め、言葉に熱を持たせる情熱スーツコーデ
お客様との打ち合わせではなく、自社での会議などでは一歩引いたコーデではなく、一歩攻めたコーデが必要です。他の人に埋もれてしまうような地味なコーデでは発言に熱を持たず、説得力も持ちません。かといって奇をてらった柄のスーツやネクタイを着てしまうとそれは単なる空気の読めない人になってしまいます。
そこでおすすめなのがネクタイを赤系に変えることです。赤やエンジ、ボルドーといった赤系の色というのは情熱的な印象を相手に与え、言葉や雰囲気に熱を持たせる効果があります。ネクタイの色を変えるだけで社内の会議におけるあなたの存在感が増し、発言に強い説得力を持たせることができるでしょう
ポイント
- 赤系色のネクタイを選ぶ
優しくも仕事のできる雰囲気を醸し出す大人のリラックススーツコーデ
40代や50代にもなれば部下も持ち、その部下たちの前で話をしたり打ち合わせをしたりしなければならない機会も多々あると思います。もちろん上司としての威厳は大事ですが、威厳だけだと部下に威圧感を与え、思うような話し合いができなくなる可能性があります。そのため、暗めのスーツはあまりおすすめできません。かといって明るめのスーツを着て、親しみやすさに重点を置いてしまうと部下から軽視される恐れがあります。
その人のキャラにもよりますが、このバランスがなかなか難しい所だと思います。そんな時にお勧めなスーツの色はグレーです。若い男性には似合わない、大人のためのスーツカラーです。それも素材感のあるスーツだと温かみと同時に上司としての威厳も出せるので特にお勧めです。温かみと威厳を両立させた落ち着いた大人の印象を持たせることで、部下たちはあなたの言葉に耳を傾け、また部下から忌憚なき意見を提案されやすくなるでしょう。
ポイント
- 暗めの色だと威圧感を与えてしまうのでNG
- 明るすぎるスーツは軽い印象を与えてしまう可能性がある
- 温かみと威厳を両立させた素材感のあるグレースーツがお勧め
いかがでしたか?40代、50代にもなると、若いころのようにスーツならなんでもOKというわけにはいきません。きちんとその場その場にふさわしい服装をチョイスする必要も出てきます。特に会議や打ち合わせの内容によっては服装で第一印象が決まり、その後の結果に多大な影響を与えることが少なくありません。しっかりとTPOに合わせた服装を心がけましょう。