今回ピックアップするアイテムはデニムジャケットです。
皆さんがデニムジャケットに持つイメージはどんなのでしょうか?
「チャラい人が着ているイメージ」
「若者向けじゃない?」
と着慣れていない人からはあまり高い評価は得られていない様子。
確かに一時期いわゆる「渋谷系」の男性中心に流行ったこともあり、チャラいイメージについては否定しがたいですね。
ですが、ただ単純にチャラいイメージだから抵抗がある、なんて思っているならそれは間違いです。
ファッションライフの何%かを損しているといっても過言ではないでしょう。
デニムジャケットは一般的に生地としては厚くもなく薄くもなく、インナーとの組み合わせによって春や秋に様々な着こなしができるので1枚あると重宝します。
渋谷系だけではなく、カジュアルやアメカジはもちろん、きれいめ・モード系にも対応できる優秀なアイテムなんです。
今までデニムジャケットを持っていなかった方、持っていたけど組み合わせが分からずにしまいッぱなしになってしまっていた方、
今回の記事を参考に是非デニムジャケットの魅力を感じてください。
デニムの歴史 ヒッピーとジーンズ
コーデに入る前に、デニムジャケットの素材でもあるデニムの豆知識を書いてみたいと思います。
日本におけるデニムの歴史や背景、起源を知ることによりデニムに対する魅力をより一層感じてもらえると思います。
今のデニムは単純にファッションですよね?
それ自体に何か意味のあるアイテムではありません。
実は一昔のデニムと今のデニムでは、世の中の受け取られ方、意味合いが全然違います。
そもそも、日本でデニムがファッションとして浸透し始めたのは1960年代。「自由と反抗」を信条とするヒッピーと呼ばれる層が取り入れました。
その頃のデニムは今のようにファッションとして誰もが履いているようなものではなく、履いているだけで周りの大人たちが眉をひそめるようなまさしく「自由と反抗を象徴する服装」だったんです。
今でこそ誰も奇異の目で見ることはありませんが、当時デニムは奇抜というか、やや反社会的なファッションだったようです。
時は流れて、渋谷系の若者がデニムジャケットに惹かれた理由はデニムジャケットがもつ「自由と反抗」の雰囲気を感じ取ったからかもしれませんね。
さて、デニムのことにちょっと詳しくなったところでコーデに入っていきましょう。
デニムジャケットを使ったコーデ4選
デニムジャケットですが、先述したように意外と様々なファッションに取り入れやすいんです。
その秘密は様々なインナーとの相性。
デニムジャケットはインナーとの組み合わせによってその表情を変えます。
今回はデニムジャケットを
・スポーティ
重ためのデニムジャケットを軽やかに見せるスポーティコーデ
・きれいめ
チャラい、ワイルドといった固定観念を打ち破るキレイメ上品なコーデ
・キレカジ
カジュアルなのにどこかスタイリッシュ。キレイメカジュアルコーデ
の3つのテイストに取り入れたコーデをご紹介します。
パーカーを挟んで軽やかに。スポーティコーデ
デニムジャケットはその素材とデザインから重ための印象のアイテムです。
それをアクティブなスポーティコーデにするには白やグレーのパーカーとの組み合わせがベスト。
スニーカーとパーカーの相性は言うまでもありませんが、そこにデニムジャケットを羽織ることによって子供っぽくなりがちなスポーティコーデ全体を引き締めることができます。
もちろん、スニーカーやパーカーのおかげで重たくは見えません。
ポイントは明るい色を使いすぎないこと。
トップに明るい色を持ってきたらボトムにはやや落ち着いたトーンを持ってきましょう。
ポイント
- 白やグレーのパーカーとスニーカーでデニムジャケットの重たさを相殺
- 明るい色を多用せず、大人のスポーティコーデを目指す
デニムジャケットの個性をあえて消す。モノトーンでまとめたきれいめコーデ
デニムジャケットの個性はその重厚感。
そんなデニムジャケットはどんなアイテムと組み合わせてもややハードな印象になりがちです。
スポーティコーデの時もそうでしたが、デニムジャケットの持つ重厚感をどう和らげるかがデニムジャケットを着こなすポイントです。
全体を黒のアイテムでまとめると、いい意味で個性が消えます。
黒のブーツ、パンツ、シャツ、すべて黒系で統一しましょう。
浮きやすいデニムジャケットが完全に埋没し、統一感が出ます。
ポイントは黒系と言っても同じ色のアイテムを使わないこと。
素材や色味を微妙に変えてダークトーンのグラデーションを作りましょう。
また、パンツはややゆったりめで。
タイトなパンツにしてしまうとデニムジャケットがタイトなアイテムなので窮屈そうに見えてしまいます。
ポイント
- 同じ色を揃えてデニムジャケットのハードさを消す
- 黒系と言っても同じ色のアイテムは使わない。同じ黒でも濃さを変えるなどの工夫を
インディゴデニムジャケットでカジュアルすぎない大人のキレカジ。
インディゴデニムのジャケットも使い勝手がいいですよ。
よりジャケットらしい使い方をすることができます。
例えば、カーゴパンツにチェックシャツという王道アメカジスタイル。
そのままだと大人の男性としてはちょっと子供っぽいですね。
そこでテーラードジャケットなどを組み合わせるんですが、テーラードだとドレッシーになりすぎてしまいますよね。
そんな時にインディゴデニムのジャケットです。
カジュアルさはそのままに、落ち着いた大人っぽさを出すことができます。
ポイント
- カーゴ×チェックシャツにインディゴデニムのジャケットで大人のアメカジに
- インディゴデニムのジャケットは明るめのデニムジャケットよりも汎用性が高い
いかがでしたか?
パーカー、チェックシャツ、Tシャツ、その他の組み合わせるアイテムによって様々な表情に変化するデニムジャケット。
買ったもののなんとなく着ずにしまっていた方も、いつも同じアイテムで組み合わせていた方も、今回の記事を参考に様々な着こなしにチャレンジしてみてくださいね。
ファッションレンタルサービスleeapでは、スタイリストがあなたのためだけにコーデをつくります。
お手持ちのアウターや小物などのアイテムの写真を送っていただければ、それに合わせたコーデを提案することも可能です。
どう着こなしていいのか分からないアイテムをお持ちの方、ついついコーデがマンネリ化してしまいがちの方はleeapのサイトをチェックしてみてくださいね!
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